生理がぐっと快適に!スクーンカップで月経カップデビュー!




最近ちょいちょい耳にする月経カップ。

実際に使ってみたのでどんな感じだったかレポートします!

かざり
先に結論言いますが、本当に快適!まじでおすすめしたい!

月経カップって?

月経カップとは、医療用シリコンのカップを膣に挿入し、経血を受けるという生理用品

今回私が購入したのはこちらの『スクーンカップ』という商品です。

私が月経カップの存在を知ったのは10年くらい昔のこと。

内田春菊さんの書籍で紹介されていたのを見たのが最初です。

そのときは「使ってみたいけど高いし、膣に直接入れるってなんか怖いな…」と思ってました。

かざり
この本では『ディーバカップ』という商品が紹介されています。

なんとなく興味は抱きながら普通に紙ナプキンを使う日々。

そして、妊娠、出産…。

2人目を産んで産後の生理が復活した最近、月経カップがずいぶんポピュラーなものになっていました。

かざり
もう最近だと「聞いたことはある。」という方も多いんじゃないかと思います。

月経カップを使ってみよう!

自分の子宮や膣は、大事にせねばならぬもの…という意識はなんとなくあるかと思います。

でも、なんとなくどうなっているのか、見えないしよくわからない場所でもある…。

私は、よくわからない=怖い、という感覚があってなかなか勇気が出ませんでした。

でも30も過ぎたし2人子供を産んでだいぶ図太くなってきたので、いっちょ試してみるか!と思い購入しました。

かざり
日本人のデリケートゾーンに対する意識って遅れているって言いますよね。。

まさに、自分もそうだな、としみじみ思います。

月経カップが届いた!

私が購入したスクーンカップはこんなパッケージでした。

アメリカの製品だから英語パッケージなんだな…!と思っていたら、開発者の方はアメリカ在住の日本人の方だそう。

スクーンカップの開発者は米国のオーガニックコットンのベビー服メーカー、スクーン社の女性社長、浅井さとこです。

従来の市場にある月経カップは便利なものの、今ひとつ使いづらいことから一発奮起し、300人以上の参加者の声をもとに、既存の月経カップの欠点をひとつ一つ解決。スクーンカップを誕生させました。

-amazonショップページより引用

かざり
確かに、10年前に書籍で紹介されていたディーバカップは「サイズが小さい」「寝ている時に漏れる」と書かれていましたが、スクーンカップは就寝中でも漏れませんでした…!

スクーンカップってどんな商品?

パッケージの中身はこれで全部です。

ポーチの布地は購入するタイミングによって違うそうです。可愛い柄でラッキー!

とてもわかりやすい日本語の説明書がついており、この通りに使えば全然問題ありませんでした。

スクーンカップは、経産婦用未産婦用の2サイズがあり、私は経膣分娩だったので経産婦用の大きいサイズを購入。

帝王切開の経産婦は未産婦用になるのかな。。

とりあえず、経産婦サイズはこんな感じのサイズ感です。

かざり
初めて使うのに、いきなり大きいサイズを買うのってちょっとどきどき…!

写真のピントが合ってなくて申し訳ない!

このカップの下の部分はステムと呼ばれる部分です。

ステムの先端がギリギリ外に出る…?くらいの位置に入れて使います。

かざり
ステムは挿入位置の基準になる部位であって、タンポンの紐みたいな役割ではないようです。

スクーンカップには、こんな感じで4箇所空気穴が空いています。

この空気穴のおかげで、挿入したスクーンカップがきちんと膣のなかで開いてくれます。

かざり
空気穴から経血が垂れてくる、ということはありません。

スクーンカップの使い方

スクーンカップはこんな感じにふちを内側に折りたたんで膣に挿入します。

トイレにしっかり腰をおろした状態で、膣にヌッと突っ込み、ステムの根元あたりをぐいぐい押し込んで位置を決めます。

空気穴から空気が通って中でカップがしっかり開いていることを確認します。

確認するために、膣に指を入れてカップの下部分をぐにぐに押し触ります。

カップが開いてないと硬く、カップが開いていると柔らかい触感です。

硬いときは引っ張ったり押したりして空気を通してあげます。

すると「ボパッ」とか「ポコン」みたいな感じでカップが開いたことがなんとなくわかります。

膣のかたちは人それぞれなので、個人差があると思いますが、私は膣口から第一関節くらいまで指を入れた場所にステムの先端がくるくらいの場所に入れると漏れも違和感もありませんでした。

かざり
このポジションが掴めるまでは痛みや漏れがありました。

月経カップはどうやって取り出す?

「入れたはいいけど、ちゃんと取り出せるんだろうか…」

というのが正直、漏れなどよりも1番の不安かなと思います。

どうやって出すかというと、『産む』って感じです。

経膣分娩産婦はあの「いきむ」動作を思い出すって感じなのでわかりやすいと思います。

未産婦の方や帝王切開の方も、大の方をするのをイメージしてもらえたら。

かざり
経膣分娩組はよくわかると思いますが、赤ちゃんを産むのと、大をするのはだいたい同じイメージです。

下腹に力をいれていきむと、月経カップが下に降りてきてくれます。

説明書には「ステムは引っ張らないでください!」と書いてあります。

実際、ステムを引っ張って出そうとするより、いきんで産んじゃう方がスムーズに取り出せます。

かざり
いきむとプリっとカップが顔を出してくれるので底を掴んで引き抜きます。

取り出した月経カップは洗ってもう一度入れる

カップの中には経血が溜まっているので、最初見た時は「おお…!」と声が出ました。

赤ワインが入ったグラス、みたいな状態になっています。

カップの中の血をトイレに流して、手洗い場でカップを洗って折りたたんでまた入れます。

かざり
我が家はトイレ内に手洗い場はないので、一度トイレから出て洗面所で洗ってまたトイレに戻って入れていました。

月経カップは慣れが必要 

「月経カップは慣れが必要だが、慣れたらとても快適」という前評判の通り、慣れが必要でした。

私の場合何に慣れる必要があったかというと、物理的な使い方をマスターするだけではありませんでした。

『自分の膣を躊躇なく触る』ということに対して慣れる必要がありました。

慣れていない初日は痛みがあり、漏れも多かった

初日はちゃんと取り出せるかどうかがわからなくて、ステムが膣口からチョロっと出ているくらいの位置に入れていました。

びびってしまっていたので、だいぶ入り口に近い場所です。

入れるときも、なんとなく自分の膣を触ることに抵抗があって空気穴から空気を抜いてきちんと中でカップが開いているか確認できませんでした。

すると、痛い!

そして、漏れる!

念の為生理ナプキンを敷いていたのですが、そこに毎回すこーしだけ経血がついてしまっていました。

かざり
初日は「えー月経カップ、なんか痛いし、漏れるやん…。」とガッカリしてしまっていました。

慣れてきたら違和感もなく、本当にラク!

二日目の夜、お風呂に入ったタイミングで月経カップを取り出して洗いました。

そして、入れるときに勇気を出してぐいぐい指を突っ込んで、月経カップをぐりぐり触って空気穴に空気が通って中で開くことまでしっかり確認しました。

「奥に入り過ぎたかな…?」と少し心配になりましたがそのまま就寝。

お風呂のときにしっかり入れたおかげか、朝確認するとナプキンは全く汚れていませんでした。

取り出すときもフンッといきめばちゃんと降りてきてくれます。

それでコツを掴み、自分にとっていいポジションがわかりました。

そこからはグッと入れてぐいぐい押し込み、指をぐりぐり、カップをぐにぐに押して中で開いたところまでしっかり確認できるようになりました。

すると、痛くないどころか異物感もない!

全然漏れない…!!

めっちゃくちゃ快適な生理の日々が始まりました。

月経カップは最長12時間入れっぱなしにできます。

トイレのたびに毎回取り出さなくても良いので、ものすごくラク…!

生理なのを忘れてしまいそうになります。

入れたままで小くらいなら全然大丈夫。

生理のときの、「そろそろ替えないと」や「ああ、汚れている…」とウンザリする感じもなく、ナプキンについて時間がたった経血のイヤなニオイもありません。

かざり
生理に振り回される嫌な気分と違って、「自分の体をコントロールしている!」という嬉しさがありました。

お風呂ではどんな感じ?

きちんとしたポジションに入れることができれば就寝中も漏れないくらいなので、湯船でも全然漏れません。

風呂場でカップを取り出して石鹸でキレイに洗って、また入れるのは不思議とサッパリした気分になりました。

月経カップ最高!と思えるのは風呂上がりです。

せっかく綺麗に洗ったのにまた経血で股が汚れる、あのウンザリ感がありません。

また、ワンオペで入浴のときって自分のパンツも後回しになりがちですが、経血が垂れて汚してしまうという心配がなくなります。

かざり
私は、子供に対して生理を秘め事にする気がないので、子供達と一緒に入浴しているときに月経カップを取り出して洗ってまた入れていました。

外出先での対応

月経カップは取り出すと、一度洗う必要があります。

私は日常のほとんどを仕事場である家で過ごしています。

なので、トイレ内に手洗い場がなくても自宅なので問題ありませんでした。

しかし外出時はどうするんだ…!?

先述した通り、スクーンカップは最長12時間入れっぱなしにできるので、『外出中は取り出さない』という選択肢があります。

その他の対応はこんな感じかなと思います。

外出先での対応
  • 個室内に洗面スペースがあるみんなのトイレを利用する
  • 除菌ウェッティや流せるおしりふきで拭く
  • ビデで洗う
  • 洗う用のミネラルウォーターを持って入る

みんなのトイレはオストメイトの機能があったり、中に手洗い場がついているので(混雑していない場合には)いい交換場所だと思います。

私はこの月経の期間に外出したとき、空いているみんなのトイレを発見したのでお世話になりました。

子供と一緒にトイレに入る場合やオムツ替えなどにもお世話になる場所なので、用を足したら長居せずさっと出たいなと思います。

かざり
生理の終わりかけの頃には、朝入れ直して、お風呂でまた入れる…くらいでも大丈夫でした。

生理が終わったら煮沸消毒して保管

生理が終わると、カップの中に血がたまらなくなり、生理の終わりっぽいオリモノに変化します。

もういいかな…と思ったあたりで取り出して、使う前と同じように煮沸してポーチにしまいました。

ありがとうスクーンカップ

かざり
トイレのたびに「あぁ…生理だ…」とウンザリしないおかげか、不思議と生理痛もかなり軽かったような気がします。

月経カップのメリットとデメリット

月経カップのメリットデメリットをまとめますね。

月経カップのメリット
  • ナプキンのムレの不快感やニオイがない
  • かゆみやかぶれの心配がない
  • 生理中であることを忘れるくらいの快適さ
  • ナプキンもほぼ必要ないので、買い置きしなくて良くなる
  • 生理用ショーツも不要
  • 自分の身体をコントロールしてるっていう変な嬉しさがある
月経カップのデメリット
  • ちょっとお値段が高い(5000円ほど)
  • 慣れないと痛みや漏れがある
  • 自分の膣をがっつり触ることに対する心理的抵抗

経血の排出を自分のタイミングでコントールできるというのはかなり気分がいいです。

ウンザリしながらダラダラ垂れる経血を受け止めるためにナプキンを敷くのとは気持ちが随分違いました。

かざり
一回買っちゃえば10年くらい使えるので、コスパはめちゃくちゃいいと思います。

月経カップで生理はもっとラクになる!

気になっていた月経カップ、使ってみると本当に快適でした。

初回なのでなんとなく念の為にナプキンも敷いていましたが、慣れてきてもっと月経カップを信頼できればナプキンもいらないかな〜と思います。

これまでなんとなくナプキンが受け止めてくれていた経血の量や具合の変化が目に見えることで、自分の体に対して意識が変わったような気がします。

月経カップ、興味はあるけどどんな感じかな…?と様子を伺っていた人、ぜひ試してみてくださいな。

私にはかなりよかったです!

怖いとかそういうのは2、3日でどっかにいきますよ〜。

かざり
色々な製品があるので、自分に合っていそうな製品を探してみるのもいいかと思います。

 

 



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です