全然面倒じゃなかった!ママ友のリアルと作り方




最近子供を産んだ友達と話していて

「子供のためにはやっぱりママ友って必要なのかな…」

という話になり、そういえば私も産んですぐは『ママ友は作るべきか否か』『しかし、どうやって作ればいいのだ』と不安になったりしていたなということを思い出しました。

ママ友と私

「これまでの友人関係だけでいいや、ママ友とか面倒くさそうだし!」と思っていた私がママ友を初めて作ったのは上の息子が生後三ヶ月の頃です。

ワンオペ育児に疲弊しきった状態で「せめて気分転換にでもなれば…」と恐る恐る地域の子育て支援センターに入ってみて、遊戯スペースに案内してもらい、同月齢くらいのお母さんに引き合わせて頂き、その時話したのが初めてのママ友です。

たまたまその子がとても話しやすく、すぐ仲良くなれたので、『ママ友』というものに抱いていたイメージが崩れて身動きが取りやすくなったのはとてもラッキーだったと思います。

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その後、支援センターに顔を出したり、交流スペースのイベントに参加したり、道ばたで会ったりとだんだん近所に顔見知りのママ友が増えていきました。

冬になると病気が怖くて支援センターに行くのがなんとなく怖くて、そのあたりから連絡先を交換しているママ友たちとお家遊びをする回数が増えていきました。

息子が1歳になる頃からは支援センターにはあまり行かず、だいたい週2〜4くらいで家に呼んだり呼ばれたり、みんなで季節のイベントをしたりと、息子を保育園に預けて仕事を再開するまでは割と密度の高いママ友ライフを送ってきた方かもしれません。

ママ友は子供をきっかけにしてできた友人で、子供ありきの関係でもありますが子供抜きでも仲良くなれただろうなという人たちに恵まれたなと思っています。

ママ友に抱いていたイメージと実際のママ友

数年前のママ友とテーマにしたドラマやマスコミから伝え聞く雰囲気から、ママ友という人間関係に対しては

抱いていたイメージ
  • ドロドロしている
  • 子供の出来と夫の収入でのマウンティングが激しい
  • ボスママがいる
  • 暗黙のルールを破ると子供と一緒に排斥される
  • いないところで「しつけが悪い」などの悪口大会
  • あることないこと周囲に吹聴される
  • 勝手にSNSやブログに画像をばんばんアップされる
  • 高級レストランで頻繁にランチ会をする
  • とにかく面倒くさい人間関係

という恐ろしいイメージを抱いていました。

しかし実際のところ

現実のママ友
  • かなりあっさりしている
  • LINEのやりとりも基本要件のみ
  • 返信が遅くても誰も気にしない
  • 大人だし仲間はずれとか別にない
  • それぞれの家庭の用事が優先
  • ママ友というかもう普通にただの友達

抱いていたイメージに近いような人もいるのかもしれませんが、そういう人(ほぼいないけど)は察知した段階で意識的に距離を置くので巻き込まれたことは今の所ありません。(とはいえ、小学校だとまた違うとも聞きますが…)

このように、実際に友達が増えるまで抱いていたイメージと実際は大きく違いました。『ママ友』といえど、自分と同じようにそれぞれの人生を歩んできて、たまたま近所で同じくらいの時期にぞれぞれの子供を産んだという人たちであって、突然『ママ友』として眼前に現れたキャラクターではないので当然ですね。

ママ友からは地域の情報が得られる

日中一緒に遊ぶことで暇が潰れる上に、会うとたくさんおしゃべり出来てかなりリフレッシュにもなります。

しかしそういったものはこれまでの友人関係やTwitterなどのSNSだけの関係でも充分賄うことはできるように思います。

近所にママ友を作る具体的なメリットのひとつに『生の情報』があると思います。

病院の評判や、先生の当たり外れ、地域で流行している病気の種類やその具体的な症状や対策、子連れで行きやすい歯医者さん、保育園、幼稚園の評判、子連れ歓迎のお店やその対応、習い事の場所や実施内容、曜日や金額や評判など具体的な情報、特売情報、スーパーによって取り扱っている子供向けオヤツの違いなどなど。こういった住んでいる場所の生の情報をネットで仕入れるのは至難の業です。

私は18で実家を出てから結構な頻度で引っ越しを繰り返していたので、子供が産まれるまで『住んでいる地域』を深く意識したことはありませんでした。若い頃はそうそう病気になることもなかったので、病院の情報も必要ありませんでしたしね。。

それに対して、子供がこれから保育園幼稚園に通い、小学校に通い…と育っていく地域の情報はあるにこしたことはありません。

とはいえ、地域の情報はママ友と関わる上での副産物で、実際には「楽しいから会う」というという感じです。

ママ友の作り方

産前はママ友といえば公園デビュー??と漠然としたイメージを抱いていましたが、公園は歩けるようにならないと使えないし、たまたま会う子連れさんも年齢がバラバラなので初めてのママ友を公園で作るのはハードル高めなんじゃないかなと感じます。

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私がとったママ友作りの超具体的な手順

①区役所、市役所などで地域の子育て支援施設の情報を手に入れる

②支援施設に出向く

③「初めて来たんですけど…」と職員さんに声をかけて説明を受ける

(曜日によって年齢を分けている場合もあるので、事前に確認するか、その日は見学だけでまた別の該当年齢の日に出直すなどになるかもしれません。)

④動き回る子供の後をついていきつつ、他のママを観察していけそうな人に特攻をかける

⑤名前を聞く

⑥連絡先を交換する

⑦連絡を取り合って同じ日に支援センターや公園で遊ぶ

⑧おうち遊びに誘ったりする

話しかける具体的なタイミング、方法

私がとる手法としては、何度か自分の子供が絡んだりして「すいませ〜ん」と謝ったタイミング、狙ったママさんの子供を見て聞こえよがしに微笑ましく笑い声を漏らしたりして、視線を合わせてペコリ!!!そこですかさず挨拶して感触をみて話しかけるという感じです。

「何ヶ月ですか〜?」

「今日あったかいですね〜」

など超当たり障りない話から始めます。

「離乳食進んでますか?」「夜どれくらい寝てくれます?」などイエスノーで終わらない感じの育児のお悩みあるある系で会話を進めたり、子供を追いかけて中断したり、①〜④を繰り返すとだんだん顔見知りが増えていって、少しずつ仲良くなる感じなんじゃないですかね。

(私の場合はだいたい、初日で「仲良くなれそうだな!」とお互い感じているようであれば帰るタイミングを合わせてLINE交換、後日支援センターで待ち合わせて一緒に遊ばせたり→おうち遊びへのお誘いの流れが多かったです。)

⑤名前を聞く、というのは諸刃の剣で、一度名前を聞いて忘れてしまうと失礼にあたる…と思いがちですが、ママと子供2人分の名前を同時に複数人覚えるなんて出来る人の方が少ないので、私は「聞いておいて名前わすれちゃったらスイマセン!私にも何回でも名前聞いてくださいね!」というようなことを言っておいたりします。

支援センターのイベント参加はかなりおすすめ

子育て支援センターでは、定期的に何かしらのイベントをやっている場合が多いのではないでしょうか。

ベビーマッサージやベビーヨガ、0歳児ママの会、離乳食教室などなど、6〜10人ほどの少人数なので、遊戯室でランダムにママさんに声をかけるよりもかなりハードルが下がります。

時間が設定されたイベント参加で話すのであれば、『声をかけたけども実は他のママ友と待ち合わせしていたらしく、会話途中で去られてしまってなんか恥ずかしい!』という事態に陥ることもありませんしね。。

《ネタ》ボーダー&デニムの鉄板コーデはママ友作りに最適☆

私は産前産後の自分の記憶力の低下には大変自信があるのですが、他の人もだいたいそうなんじゃないかなと信じています。

なので、初めての場所や初対面をこなしにいくときはボーダー&デニムというノーガード戦法ステルス装備で行くようにしていました。

ママさんあるあるコーデで行くことで、「あの人だ!」と覚えられにくくなるため、仮にうまく話せなかったり何かやらかして印象が薄く抑えられるので、次会ったときにしれっと「はじめまして〜」からリセットできる効果が期待できます☆

あと、育児でおしゃれに余裕がない身としてはバッチリオシャレキラキラママだと気後れしてしまうので当たり触らず記憶に残らないあるあるコーデは、プレッシャーを与えないので声をかけても逃げられにくく、声もかけられやすいんじゃないかなと勝手に思っています。

ママ友界にはボスママ、地雷ママっている?

あからさまなマウントタイプのママや、ボスママ気取りなどは結構他の同じ感性のママたちも距離を置きたがっているので、もしいたとしても恐れる必要はないんじゃないかなと私は思っています。

だいたいもうみんな大人なので、やんわり断ったり、空気で察したりと言語外のコミュニケーションでトラブルを避ける傾向の方が強い印象です。

もし、話しかけたママが会話してみると苦手なタイプだった場合には「子供が眠そう」「その日は夫が」「突然実家の両親が」「子供が寝なくてスマホを見る時間がない」などなど角を立てずに距離を置く手段はいくらでもあります。

実際のママ友関係は学生時代の教室での限定された休み時間の逃げ場のない、ヒエラルキーに捕らわれた人間関係とは違うなと感じています。

中学生のように仲良しのママ友を1人つくってその人と密な時間を過ごすよりも広く浅く付き合いがある方が気楽かな〜と個人的には思います。。

気の合うママ友たちのおかげで育児がかなりラクになった!

子供を産むまでと産んでしばらくは「私は面倒な人間関係が苦手だから、ママ友がいない状態になるかもしれないな。それならそれでいいや。」と思っていましたが、ママ友がいなかったら私はワンオペ密室育児でマジで精神を病んでたのではないかなと思います。

産後、息子を可愛いと思うことができず一対一で家でずっと過ごすのが辛かった日々、ママ友たちと連絡をとりあって遊ぶことで育児の辛さはかなり軽減できました。みんな本当にありがとう。

いまは仕事が中心なので、ママ友たちと頻繁に遊ぶこともなくなってきてしまいましたが、近所にたくさんの友達がいて、余った野菜をもらってもらったり、道でばったり会って近況報告をしたりととても楽しく過ごしています。

ママ友付き合い自体が苦痛ならママ友はTwitterでも充分!

と、「ママ友いいよ!いると楽しいよ!」と長々話してきましたが、人付き合い自体が苦痛だという方も少なくないと思います。Twitterや既存の人間関係で充分リフレッシュもできますし、子供と一対一で過ごすよりもママ友といる方が精神的にきついなら作らなくても全然いいと思います。地域の情報のために魂売り渡す必要もありませんし、育休が終了して保育園に入ったり、幼稚園が始まると、新しい人間関係も始まりますしね。

ただもし子供を産んだばかりで孤独を感じつつも「ママ友って怖そう…」と思って二の足を踏んでいるとしたら、「ママ友怖くないよ!これまでの普通の友達と一緒だよ!」ということは大声でお伝えしたいなと思います。



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