絵を描くってときに「絵心ないんで〜」と言い訳する人って少なくないなと思います。
私は昔から絵を描くのが好きで、美大に進学しちゃったクチです。
しかし、絵心があるのか?というとそうは言えないなと思っています。
なぜなら、そのまんましか描けないから…!
美大の受験デッサンって8時間とかかけて題材を絵に起こすんですよ。なので、モデルさんがじっとしてくれていたら描けます。
しかし、私が今描きたいのは育児漫画などのイラストです。
子供の面白ネタなんかをイラストにしてブログにあげたりしたいのですが、なにせそのまんましか描けないので現状では写真がないと描けません。
↑こういうのも描けるけど、写真がないとムリ!
私の場合、写真があれば一応イラストを使った記事も描けますが、写真を元にしたイラストしか描けない現状だと、憧れの育児漫画を描くのは難しい。。
記憶を元にイラストが描けるようになりたい!
ということで「記憶から出来事をイラストにおこす」ことができるのを目指して特訓を始めようと思います。
そのための教科書として購入した本がめちゃくちゃわかりやすかったのでご紹介させてください!
絵心がなくても描けるようになるためにこの本を読む!
そう思っているときに出会ったのが、この本でした。
- 序章 絵の描き方を知ろう
- 第1章 線を描いて表現しよう
- 第2章 平面的な絵を描こう
- 第3章 人物を描こう
- 第4章 立体的な絵を描こう
- 第5章 情景を描こう
絵の描き方を知ろうスラスラと絵を描く人を見て、あるいは完成された写実画を見て、「どうやったらあんなふうに描けるようになるのだろう」と思ったことがある人は多いでしょう。この本では、才能を伸ばしたり努力を重ねたりしてデッサン力を磨くのではなく、「絵を描くロジックを知る」というアプローチでデッサン力を身につけます。絵を描くのが苦手な人も、ある程度描ける人も、誰もが今よりも上手に絵が描けるようになります。
気になる人は読むべし!めっちゃ読みやすく実践しやすいです!
もくじ
第1〜3章で線で描く方法、平面の絵を描く方法を解説!
出来上がった絵をぱっと見ると、描かれたその全体が「絵」だと認識しますよね。
けれど、完成された絵というのは細かいパーツの寄せ集めでできているものなんです。
平面として切り取ってみれば、身の回りのものはだいたい◯△□の組み合わせで出来ています。
いくら「絵心がない」といっても◯や△を描くことは出来るはずです。
シンプルな形に置き換える
複雑に見えるものでも、角度を変えて見ることで基本的な図形に置きかえやすくなります。さまざまな角度からものを見ることは、その形をとらえるためにも重要なポイントです。
本の中では実際の物を単純なかたちに置き換えてわかりやすく捉える図が掲載されています。
そうやって、単純な物のかたちに置き換えるためには観察が重要!描きたいものの観察をすることで単純な形に置き換えやすくなり、イメージで描くよりも伝わる絵が描けるようになるよ!ということが説明されています。
形+質感で一気に絵がそれらしくなる!
描きたい対象を単純な◯や△に置き換えたあと、ふわふわやジャギジャギなどの質感を書き加えることで絵が一気に「それらしく」なります。
猫を描くときにも頭を◯、体は△かな?足は丸みのある長方形で、耳は△、尻尾は長い棒…とバラバラに単純な置き換えて描いてからふわふわの質感を乗せることで「長毛の猫」を描くことが出来ます。
単純な形に置き換えたあとはバランスと配置が、ポイントになりそうですね。そこはやはり観察力を磨く必要がありそうです。
Study部分とWork部分の繰り返しで描けるようになる!
この本は「絵心」ではなくロジックで描けるようになることを目的にした本なので、Study部分で知識や考え方を理解して、Work部分を実践していくことで絵が描けるようになっていきます。
「これくらいできるわ〜」とすっ飛ばしがちな最初の曲線と直線の練習は、美大のための受験予備校でも一番最初にやる部分で、まっすぐ線を描けるか、思うように曲線を描けるようになる準備運動としてきちんと取り組むのがオススメです。
人体も棒人間スタートなのでハードルが低い!
物を単純な形に置き換えて描くことが出来るようになると、人の形を描くレッスンに入っていきます。
人の形を描いたときに「なんか変だな?」と感じるのはバランス!バランスがとれていることがとても大事なので、そのバランスについてもわかりやすく説明されています。
上半身と下半身はほぼ1:1です。
このバランスが崩れると、プロポーションも崩れてしまいます。
背骨は頭4個分、肩幅は頭2個分、などめちゃくちゃわかりやすく説明してあるので、調子に乗ってアレンジを加えてみたりせずにこの本の通りに忠実に描けば、人の形も描けるようになります。
そして練習あるのみ
本の通りに忠実に何度も描いて、物や人の形のバランスを叩き込んでいくと、次第にポーズをとったイラストを描くことができるようになっていきます。
絵心がない、もっとうまくなりたいと思っている人は一度読んでみてね!
絵は感性ではなくロジックで描くことができる、観察が大事、あとは練習あるのみ!ということがわかったことで、イラストに対する心のハードルがぐっと下がりました。